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聖闘士聖衣神話EX : バルゴ シャカ  [聖闘士聖衣神話EX]

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聖闘士聖衣神話EXの『バルゴ シャカ』です。

無印神話版では、APPENDIXや同OCEなどのアップデートパーツによって
ユーザーが納得できうる完成度に近づけていく紆余曲折な経緯を辿ったシャカ。

母体となるシャカが聖闘士聖衣神話シリーズで最も初期に発売されたモノだけに、
部分的にアップデートした程度では、変更が加わっていないパーツとの造形レベルに
違和感が生まれて、更なるアップデートを・・・といったイタチゴッコ的なジレンマがありました。
http://oniityan.blog.so-net.ne.jp/2008-02-11-4
http://oniityan.blog.so-net.ne.jp/2008-02-11-5
http://oniityan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-03

ならば全て新規開発で・・・。ということで始まった聖闘士聖衣神話EXシリーズ。
これまでのAPPENDIX的な要素を盛り込みつつ、見た目と可動を両立させるために
パーツを種類分けをするなど、同キャラのリリースで培ってきた現状考えられる
オプションパーツがEXではほぼ全て付属していました。
そのオプションパーツの豊富さはスキが見当たらない内容で、コンセプト的には
聖闘士聖衣神話EXを代表する一作になったのではないかと思います。




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シャカ素体。
前作のアイオロスから上腕部の造形が変更になったタイプの素体。

聖衣装着!

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乙女座バルゴ聖衣で特徴的な、肩から胸部にあたる逆三角形のアーマーが
無印神話版ではプラパーツだったものが合金パーツになり、大型化。
各聖衣パーツもディティール過多だった無印神話版から、神話EXでは随分と簡略化されています。

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下腕アーマーなどは型抜きが難しそうな複雑な形状でしたが、1パーツで立体化されていて見事。

マスク装着時には、頭部が胴体から若干浮き気味に感じられるかも?
後述しますが、マントを装着した場合は体躯のバランスが案外よく見えてきます。

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フェイス部。
付属の交換フェイスは《閉眼通常・閉眼叫び・閉眼微笑・開眼通常・開眼叫び》
5種類付属していました。

また、マスク装着時には専用の前髪・後髪パーツに換装します。マスク部とのスキマが若干気になります。
アンテナ部分はプラパーツということもあり、破損防止で外れやすいかも。

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マスク非装着のときのフェイスも一応。
おでこのホクロ(?)もちゃんと再現してありましたが、中央に前髪が垂れてしまっているので
あまり目立たないですね。。。

個人的にはAPPENDIX版のフェイス部の完成度の高さに衝撃的な感動を味わってしまったので、、
今回の神話EX版も出来はいいのですが、比べてしまうとあまりトキメキが無く。。。




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肩から胸にかけてのアーマーパーツは、形状重視の固定タイプ【左】と、
アクション用ポーズ用の可動タイプ【右】が付属していました。
可動タイプは内部に関節があるため、前後に幅が増していました。

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正面から見た場合は、大きさや形状そのものにお互いの違いは殆ど無く、
不自然さを感じることは無かったです。固定タイプ【左】 ・ 可動タイプ【右】

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可動タイプは、アーマープレートのスジごとに分割で、1枚1枚独立で可動してくれるので
アクションポーズの妨げにならないのがありがたいです。

無印神話版では、肩アーマーの形状が影響して腕部の可動が極度に狭かったため、
アクションの幅が広がるのは夢叶ったりといったところですね。

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腰フロント・サイドのアーマーは神話EXとしては屈指の幅広い可動域があると思います。
後述するオプションパーツ、《蓮華座台座》で座禅状態で飾っておくために
各部の前後の動きにも柔軟に対応してくれます。

ただ、多関節を盛り込みすぎたために、定位置でのセッティングが毎回困難だったり、
各アーマーパーツそのものも基部から外れやすかった印象がありました。




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マントの装着方法は、逆三角形の大型肩アーマーを一度外し、マント基部のパーツを装着。

再度、大型肩アーマーをマントの上から装着しなおすのですが、
マントパーツの動きに追従する役割もあるため《可動タイプの大型肩アーマーしか使えません》
また、マントに装着するため大型肩アーマーの接続ジョイントをマント用のものに換装させます。

若干、大型肩アーマー後部が浮き気味ですが、シャカの後ろ髪に隠れてしまうので気になりません。

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マントを装着した姿。マントパーツそのものは神話EX共通のもの。
今回のシャカでは、マント接続部の位置が他のキャラよりも下側になっているため、
マントの下端が地に着いてしまい持て余し気味。

シャカといえば、常にマントを装着しているイメージなのでこの姿が一番映える気がします。




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オプションパーツの《木欒子の数珠》。珠の数も設定どおり108個あるようです。
異なる形状の2種類付属していました。プラパーツ製なので手に持たせるときなど
折れたりしないか不安が残るところもありました。

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座禅を組むときに座らせる《蓮華座》
台座の下部には大型肩アーマー2種を装着することが出来ます。

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シャカに装着させない側を蓮華座に組み込んでおいたり、
また、大型肩アーマーはオブジェとしては使用しないため両方組み込むことも。
見た目も違和感が無いですし、極力パーツを余らせない工夫が光ってますね。




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「迷いは去った」「死すべしアイオリア!」

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千日戦争突入。




バルゴの聖衣オブジェ形態

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マスクの頬あてパーツと、大型肩アーマーをオブジェ専用のものに換装します。
無印神話版では再現させず、APPENDIXで形状補完された箇所でありましたが、
神話EXではスタンダードでオブジェ用各パーツが付属していて安心です。

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バルゴシャカ聖衣分解図.jpg




シャカのアクションは一通りこなせるようになったということで、
可動タイプの大型肩アーマーが採用されたことは非常に効果的でした。
形状重視の固定派と、アクション重視の可動派のどちらのニーズにも対応できるは嬉しいところ。
蓮華座に使用しない肩アーマーを組み込んでおけるのはアイディア賞ものでした。
オプションパーツも他に類を見ない豊富さで、どのアクションで飾ろうか悩ましいところでした。

遊んでいるうちに気になるのが、腰アーマーの保持力。
可動部を詰め込みすぎたせいか、パーツ基部が外れやすいといったところが目に付きました。
ただこれは、大掛かりな可動に対応するために設けられたジョイントで、破損防止の意味合いも
ありそうな感じなので一概に欠点とは言えないのかも。

ともあれ、無印神話版からのグレードアップ感は直球で伝わるアイテムだったので
造形やプレイバリューの点においても満足度は高かったです。




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